コスパの良い職業?!地方公務員は稼げるのか!?
こんにちは。
相変わらず冴えないサラリーマンです👨💼
まだまだ続きそうなコロナ禍に対応すべく、霞ヶ関の官僚(国家公務員)の壮絶なハードワークぶりが取り沙汰されています。
彼らにとっての"顧客"である国会議員もあの体たらくです。お察しの通りでしょう。
非常に優秀で志の高い人が就いているのに、人財の使い方が間違えているのではないかとの声もあります。
では一方、地方公務員はどうでしょう?
地方公務員といえば、一般的には役場の職員をイメージされるでしょう。
第1回のブログでもお伝えしたとおり、私も30代前半の冴えない地方公務員です。
https://sae-sala.hatenablog.com/entry/2021/02/28/142215
転職や出向の経験もあるので、それらとの比較のもと地方公務員が稼げる職業なのかというところについて、実情を語っていきたいと思います。
結論からいうと、
「地方公務員になれば、大金持ちにはなれないが、倹約家・努力家の人は工夫次第で小金持ちにはなれる」
です。(あくまで個人的な意見です)
今回は、地方公務員の待遇の特徴を書きます。
・後半追い上げ型の賃金カーブ
高給取りとも薄給とも言われる公務員。
これはどちらも間違いではありません。
若い間の給料は確かに安く、また昇給スピードも遅いです。
入職3年目でようやく民間企業の大卒初任給くらいです。
また、年収500万円に到達するまで結構かかります。
30代半ばくらいからは昇給スピードが加速し、40代でもガンガン昇給します。
一般の企業ならこの辺りから賃金カーブは緩やかになることが多いので、やっと公務員も悪くないと感じられるでしょう。
・最強の投資ツール共済貯金
福利厚生のひとつに、半年複利で利率1%越えの積立貯金があります。
元本割れリスク0かつ実質年利2%越えで利益は非課税なので、下手な投資商品に勉強もしないで手を出すよりよっぽど良いでしょう。
ただし、この利率は最近改悪傾向です。
・そこそこもらえるボーナスと退職金
リーマンショックやコロナショックでは少し減額されたりしますが、その以外はだいたい4.2〜4.4ヶ月分のボーナスが貰えていました。
近年は査定を反映させる団体が増えてきており、多少前後はするかもしれません。
退職金はここ15年で2割近くカットされていますが、それでも平均で2000万くらい貰えるようです。
悪くはない水準でしょう。
・転勤は滅多にない
地方公務員には基本的に転勤はありません。あっても、その市内や都道府県の中だけです。
ごくまれに出向で他の役所や一般企業に行く人がいますので、転居を伴う転勤はその時くらいでしょう。
転勤がないので、結婚後にどちらかの実家の近くに住んで、地域に根ざして子育てをしながら共働きで稼ぐことができます。
単身赴任による配偶者の離職リスクはほとんどありません。
ここまでを紹介すると、
「めっちゃ良くはない!けど、決して悪くもない!」
と思われるでしょう。
捉え方次第では良くも悪くも映ります。
最近は地方公務員でも転職で入職される方が非常に多いので、読者の方にも検討される方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方は、以下のことも踏まえてチャレンジいただけたらと思います。
・お金の価値は若い時ほど大きい
例えば、小学生にとっての1万円と、25歳サラリーマンにとっての1万円の価値には天地の差がありますよね。
お金は若い間ほどそのありがたみが分かるものです。
しかし、若い間は安月給でこき使われる公務員はその点不利です。
また、長期投資を考えても、種銭が作りづらいので一般企業サラリーマンに比べて不利です。
・やたらと出費が多い
地方公務員は、特に田舎ほど飲み会や付き合いが多く、お金がかかります。
会員制の飲み会や派閥飲みも多々あります。
また、職員組合(民間企業の労働組合に似ているが少し違う)は加入が任意ですが、会費はそれなりにあります。
うまく付き合えば、それらを出世のための投資とできますが、その分時間と出費はかさみます。
・副業ができない
これからの時代、このデメリットは大きいでしょう。
ゆくゆくは副業解禁の流れになるようですが、今解禁になり始めている企業からは一歩出遅れるでしょう。
まして、田舎の方はもっと遅れると思います。
その間、未開拓の市場が開拓されてしまうかもしれず、これは大きなハンデになります。
・残業代に上限がある
国家公務員よりはずっとマシですが、地方公務員でも中にはかなり残業のある部署もあります。
普段は毎日定時上がりでも、特定の時期だけ残業が急増する部署もあります。
ですが、残業代には月間または年間で上限が決められており、基本的にそれ以上はサービス残業になります(もしくは部署の他のメンバーに仕事が割り振られます)
身体を張って残業代で荒稼ぎするということも不可能です。(そもそも残業代で稼ごうなんて愚の骨頂です)
今回は、待遇などのお金の面をメインに地方公務員の特徴を書きました。
また別の回で、地方公務員の仕事内容や人間関係についても紹介したいと思います。
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★★今回のまとめ★★
◾️地方公務員を勧めたい人◾️
・地域に根ざして、じっくりと子育てしながら夫婦共働きで稼ぎたい人
・お金の使い方や人付き合いに派手さのない倹約家な人