コスパの良い不動産選び〜土地選びの方角の常識を疑ってみる
こんにちは、今日はちょっと冴えてるサラリーマンです。
そうです、明日は休みなのですから!
それでは、今回は不動産選びについて書いてみたいと思います。
子供ができたことをきっかけに、それまでの賃貸アパートから、一戸建てやマンションを購入しようという方も多いでしょう。
今日は、一戸建てを探している方向けに、土地選びのお話をしたいと思います。
多くの方は、戸建ての土地の方角は南向きがいい!と口を揃えて言うでしょう。
戸建て用の土地の方角の人気は
南>>東>西>>北
という順でしょうか?
同じ立地で同じ面積でも、方角によって値段にも少し差が出ます。
ここで、南向きだけに限定して(北向きを除外して)土地探しをすると、選択肢を狭めてしまうことになります。
北向きでも良い家が建てられるということを理解していれば、
「気に入ってるエリアなのに、南向きの土地がないから諦める!」
ということがなくなるかもしれません。
より安く、良い家が建てられるかもしれません。
では、そもそもなぜ南向きがいいのでしょうか?
答えは簡単です。
長時間日当たりが良いからです。
東向きでは午前中しか明るくないし、西向きは昼過ぎから西陽が眩しすぎる。
北向きは光が入らないから論外…
というイメージではありませんか?
これは確かに正解です。
採光を考える上で、家の配置や間取りも南向きなら自由度が高いです。
南が道路なら、その道路幅と庭分だけ光を取り込むスペースがあります。
このイラストのとおりです。
ですが、不動産選びそのものに正解はなく、デメリットを逆にメリットに変えてしまうこともできます!
これは売主買主それぞれの腕と考え方次第と思います。
光を部屋に入れることを考えれば、東、西、北向きの土地でも光をリビングに入るようにすれば方角の問題はクリアです。
では、どうすれば良いのか?
南側に光を入れるスペースを作ればいいのです。
このイラストのとおりです。
北向きの道路ですが、裏庭にスペースを作り、光を取り込んでいます。
このやり方なら、裏側に三階建ての家が建たない限りはある程度の採光が見込めます。
(真南向きの広い敷地に比べたらさすがに陽当たりは勝てませんが…)
この配置に合わせて、L字型にLDKをゾーニングしていきます。
そうすることで、明るいLDKが作れます。
私の家がまさにこのようなレイアウトで、南東部に3〜4m四方の採光スペースがあり、朝10時〜昼1時くらいはかなり明るいです。
3時を過ぎたあたりからは少し陽が入りにくくなりますが…
前途のイラストでは、縦長の土地を活かした効率良い建物のレイアウトにできました。
では、道路に対して横長の敷地ではどうでしょうか?
このようなイメージです。
横長の敷地であれば、裏側の家との間隔がどうしても小さくなり、採光の面では不利になります。
ですが、すでにある隣接した家の配置次第では、隙間から光が入ります。
家の裏面から隣の家の壁までのスペースが大きければ大きいほど有利です。
選ぼうとしている敷地だけでなく、周りの建物にも目を配ることで、採光の可能性を模索できます。
とはいえ、百番は一見にしかず!
気になる北向きの土地があれば、同じ方角条件のモデルハウスに足を運び、実際の日当たりを体感して決めるのが良いでしょう。
以下、まとめにて北向き土地のメリット・デメリットを列記します。
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◾️まとめ◾️
・南向きが不動産は人気だが、北向きも候補に入れてみる…
→間取りの工夫ができないか(南側から光を取り込む)
⭐︎メリット
・南側の洗濯物が表通りから見られない
・車や自転車が日光に晒されにくい
・価格が安い
⭐︎デメリット
・採光を考えると間取りや家の形に制約ができてしまう
・道路に対し横長の土地では採光の難易度が高い
・売りに出す際に値段が南向きより安くなる